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神田資料室

KANDAルネッサンス 105号 (2017.06.25) P.1
【神田錦町の彫刻】
 
なかだえり
 神田駅に神保町駅、小川町駅、竹橋駅と多くの駅に囲まれ、そして皇居にも近い神田錦町界隈。靖国通りにはスポーツ用品店が立ち並び、企業のビルや出版社や書店、喫茶店がひしめくオフィス街だ。平日はキビキビと歩くビジネスマンが多いが、休日ともなればひっそり静まり返る。そんなギャップのある表情もおもしろい。
 歩いていると、こちらにはフクロウ、あちらにはヒヒ、イルカの群れに牛、ひょこひょこと鳥たちが姿を見せる。ここは動物園!? と思っていると、他にも女性像や手のひらのような作品など、さまざまな彫刻が点在することに気がつく。
 大地、天空、生命の3つのモチーフからなる「転生」は、どっしりとした時間の流れを感じさせる雄大な作品。
 オフィスビルの正面入口前にある「鳥の歌」は、人物の頭にちょこんと鳥が乗っていて、どこかコミカルな雰囲気。タイルの装飾もかわいい。
 ビルのカフェ内にある「空」は、平日は一般の利用もできるのでまち歩きの休憩にオススメ。
 「時を見つめて」は歩く方向によっては見えにくいが、回り込んでみると植物の間にトキが佇んでいる。まさに都会の時を見つめているようだ。
 エリア全体がまるで美術館のよう。点在する「神田錦町の彫刻」に出合うたびに、癒しやおもしろみを感じ、まちの新たな一面を知ることができる。

●神田錦町の彫刻
千代田区神田錦町1丁目~3丁目

なかだえり
岩手県一関市生まれ。日本大学生産工学部建築学科卒業。法政大学大学院建築科修士課程修了。陣内研究室。現在、東京・千住に在住。フリーランスで本のさし絵、建築設計、執筆など多分野で活動中。著書に「東京さんぽるぽ」(集英社/2010年)、「奇跡の一本松―大津波をのりこえて」(汐文社/2011年)、「駅弁女子―日本全国旅して食べて」(淡交社/2013年)、「大人女子よくばり週末旅手帖」(エクスナレッジ/2015年)などがある。
HP:http://www.nakadaeri.com

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