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神田の花咲かじいさん

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新堀さん  どうもどうも。「神田の花咲かじいさん」こと新堀栄一です。生まれは長崎、九州男児。今はグリーンアドバイザーとして、神田を中心に活動中です。
私は、40年にわたり千代田区の緑と共に生きてまいりました。特に全国的に有名な桜の名所である、千鳥ケ淵の桜の植樹(昭和30年〜)は、私が手がけた数多くの植栽工事の中でも、一番思い出深い仕事でございました。
これから、千代田区の緑の歴史をお伝えしてまいります。ご質問も随時受け付けております。どうぞお楽しみに。

■第八話 都内では珍しいカクレミノの並木

 カクレミノはウコギ科の常緑樹で、葉が厚く表面には光沢があり、日陰に強い。葉は互生(葉が茎の一節から一枚ずつ互い違いに反対方向に生じること)であるが、幹の上部では輪生(茎の一節から三枚以上の葉が、車の輻のように生えること)になる。幼葉時、葉形が浅く三裂する様が蓑(ミノ)に似ているので、この名がつけられたと言われている。
 上品な葉を持つ「カクレミノ」は、造園樹として高木よりも低木として扱われ、和式家屋の玄関周り・料亭や旅館等の入口・茶庭・庭園の下木等に使われる。特に北側の植栽植物として、貴重な樹種である。
 この「カクレミノ」は並木(街路樹)として、千代田区内に20年近く前から植えられている。1984年(昭和59年)に神田の猿楽町1丁目から2丁目にかけて、29本植えられた。また、1987年(昭和62年)には靖国神社から九段高校にかけて走る早稲田通り歩道設置に伴い、そこの環境に適応するとの判断で、23本植えられた。
 「カクレミノ」は枝幅があまり広がらず樹高も高くならないので、都心のビル街の道路・日照時間の少ない道路・幅員の狭い道路などの中高木並木として、今後植えられていく樹種ではないだろうか?
 実生、挿木が容易で病害虫もほとんどなく、整枝による切り戻しにも萌芽力は旺盛だが、成木・老木になるに従い部分的に分裂しない葉が多くなる様である。

葉には光沢がある
蓑に似た葉形

■緑の相談
「神田の花咲かじいさん」による緑の相談は、現在休止しております。

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