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神田の花咲かじいさん

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新堀さん  どうもどうも。「神田の花咲かじいさん」こと新堀栄一です。生まれは長崎、九州男児。今はグリーンアドバイザーとして、神田を中心に活動中です。
私は、40年にわたり千代田区の緑と共に生きてまいりました。特に全国的に有名な桜の名所である、千鳥ケ淵の桜の植樹(昭和30年〜)は、私が手がけた数多くの植栽工事の中でも、一番思い出深い仕事でございました。
これから、千代田区の緑の歴史をお伝えしてまいります。ご質問も随時受け付けております。どうぞお楽しみに。

■第七話 トチノキとマロニエ

 トチノキは、日本各地の山地、特に湿気の多い谷間などに自生する落葉高木。別名七葉樹と呼ばれるように七枚の小葉からなる葉は、特に春先には美しく、山地での黄葉も素晴らしい。
 千代田区内では、神田駿河台のトチノキ通り(マロニエ通り)に新旧混じって約80本の樹があり、豊富な緑陰を歩行者に提供している。また、神保町のすずらん通りでは、ベニバナトチノキ(マロニエとアカバナアメリカトチノキとの交雑種)18本が商店街を彩る。一方官庁街の霞ヶ関、桜田通りには、明治45年(1912)に植えられたといわれるトチノキの老木約70本が、多くの人々に季節感を提供している。
 トチノキは、毎年5月になると枝先に15cm〜25cm程の、白い穂状の花(マロニエより大きめで、都心での蜂蜜の供給源になっているとも?)を開花し、初秋には実を結実させ、表皮が裂けると栗に似た実がこぼれ落ちる。都心では、この落下する実が歩行者や車に被害を与える危険があるので、毎年管理者による除去作業が慣例となっている。しかし江戸時代には貴重な非常食であったようで、現在でも各種の食用などに用いられている。
 マロニエは西洋トチノキと呼ばれ、ヨーロッパから北米など各都市の並木として植えられ、パリの「マロニエ通り」は、世界的にこの名が知れわたっている。千代田区内では、日比谷公園内祝田門近くで2本の樹が、毎年白に少し赤色の混じった花を咲かせ、表皮にトゲのある実をつける。
【世界四大街路樹は?】
トチノキ(マロニエ)、スズカケノキ(プラタナス)、ニレノキ(エルム)、ボダイジュ(リンデン)

トチノキ
マロニエ
ベニバナトチノキ

■緑の相談
「神田の花咲かじいさん」による緑の相談は、現在休止しております。

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