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神田のさまざまな風景を、今昔を取り混ぜた写真でご紹介します。

■岩波書店

一ツ橋2丁目
 「岩波書店の裏に、夏目漱石の看板があるぜ」という話を聞いて見に行ったのは25年も前のこと。「岩波書店」と書かれた漱石の筆が神保町の町中にあることにまず驚いた。この建物は元は一ツ橋にあった東京高等商業学校専門部(現・一橋大学)の校舎として三井家から寄贈され、元は三井ホールとも呼ばれていた。それが後に岩波書店所有となり、したがって、ゆかりの深い漱石の看板がエントランスに掛けられたという経歴を持つ。
 それが大正5年遠藤於菟(おと)設計。彼は本邦初の本格的鉄筋コンクリート建築を世に送った男でもあり、この神田書店街裏の建物は、この当時現存する都内で最古の鉄筋コンクリート造であったらしい。
 岩波書店新館に生まれかわった今、看板は室内に仕舞われてしまったもののようだが、こうした生きた素材が町の空気とともに「本の街」を形作っていた時期があったのだ。
文:中西隆紀

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