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Perspectives in English

秋葉原——ある外国人の視点から


エリザベス・ヘイルマン・ブルック

 総武線沿線に住む私は、いつも秋葉原をすごい所だと思っていました。そこは、何年か前最初のDVDプレーヤーを購入するために向かった電子機器のメッカであり、最新型で一番安いコンピュータースピーカーや十代の息子たちのコンピューターゲームを買ったり、ビデオカメラを見に行ったりするのにまず行くショッピングの場所でした。秋葉原が東京の電子機器の地域であり、JRの出口が英語でうまく言い表しているように、“ElectricTown −びりびりくる電気の街”であることも知っていました。日本がテクノロジーの専門技術で世界中に知られていることを考えると、地球上の何処よりも大きなハイテク魔術の現場といえるものから数駅だけ離れたところにいる私は、たいそう幸運であると思います。
 しかし最近知ったのは、秋葉原が、ラジオ、電線、コンセント、テレビ、食器洗い機、計算機、パソコン、アンテナ、電気部品、新型の機械装置などよりもっともっとすごい所だということです。日本で最初のパソコンが生まれた1976年以来、秋葉原ではたくさんのことが起こり、移り変わってきました。駅の向かいにあるラジオ会館の7階に、日本初のNECパソコンの誕生を記念したプレートがあるのを知っていましたか?
 秋葉原は長い間、科学発見の最先端にある製品を置くスリリングなマーケットでしたが、ごく最近は自由に想像をかきたてる製品の市場でもあります。1950年代ラジオという声を持った箱が、神田明神の南側に並んだ小さな“無線”と呼ばれる電気店で販売されました。そういった小規模の家族経営店はまだそこにありますが、競い合う者達の高い建物は、新製品のフロアを重ねびりびりした興奮状態に入っています。1960年代には家電製品がラジオや真空管に加わりました。1970年代は、耽美な音や、ガチャンバタンのハードロック音楽を家庭に持ち込んだ箱、スピーカーサウンドシステムが登場。1980年代、ビデオテクノロジーが秋葉原の一番新しい呼び物になりました。1990年代、ITといえばパソコンで、机の上や膝の上でサイズは縮まり、コミュニケーションの可能性を爆発的に広げたのです。
 世紀の変わり目にあたり、秋葉原は歴史的な電子製品をハイテクの魅力とともに披露し続けてきましたが、秋葉原で今パソコンに変わる最も新しいものは、はじけて個人的な人間ぽいものです。日本の漫画やアニメ、アニメキャラクターが新しい世界中の観客から注目を集めるなか、日本のポップカルチャーが最も新しい秋葉原の呼び物です。秋葉原はいまや、日本のカッコイイ流行の中心へと変貌したびりびりくる電気街なのです。そこには、新しい漫画、古本漫画、ガンダムのトレーディングカードやフィギィア、ハローキティのミニチュアやロボットがあります。
 オタクというコレクターは日本中から売り買いにやって来ます。アクリル樹脂で出来た水槽サイズのケースは、グッピー位の大きさのプラスティック製フィギィアで満たされます。映画からのフィギィアや、漫画からのもの、セクシーなもの、おっかないもの、そしてあるものはただはっきり言って“ヘンです”。トレジャーマーケットプレイスという場所では、売り手が水のない水槽を借りて、ねずみサイズのミッキーマウスやちっちゃなエルビス、ミニチュアカーなどを売る事が出来ます。
 ここ5年で10棟以上もの新しいビルが秋葉原に立ち上がりました。3月には秋葉原ダイビルがオープンし、9月には売り場面積日本最大とうたっているヨドバシカメラがオープンしました。秋葉原駅は、新しいパン屋やレストラン、コーヒーショップで改装され、新地下鉄線つくばエクスプレスは、今や秋葉原が始発です。
 秋葉原は人々を驚かし魅了し続ける常に新しいエレクトリックバザールであり、活き活きとした企みと娯楽の場所なのです。


エリザベス・へイルマン・ブルック:アメリカ人の記者兼編集者。ここ4年東京に居を構える。

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