KANDAアーカイブ

神田学会
お知らせ 神田資料室 神田マップ 神田写真館 百年企業のれん三代記 神田の花咲かじいさん 出版物紹介 神田学会とは 神田学会資料請求 関連リンク Perspectives in English 神田アーカイブとは リンクについて 問い合わせ

神田資料室

KANDAルネッサンス 94号 (2011.11.25) P.2〜3 印刷用

お茶の水〜神保町 音楽散歩

この二人が歩いてくれました!
 
文化学院総合芸術学科1年、淺間純花さん(左)と、
川畑明日香さん。
お茶の水といえば「楽器の街」。
楽器店はもちろん、ライブハウスやレコードショップ、音楽教室も多い。
ここ最近では、ジャズ喫茶や名曲喫茶も増えている。
今回は、そんな「音楽の街」を、文化学院に通う二人の学生に巡ってもらった。
「音楽は好きだけど、街の音楽スポットには詳しくない」
そんな二人の目に、街はどう映ったのか。
いざ、音楽散歩へ。

※文化学院…1921年、芸術や文学による人間教育を目指し、西村伊作が与謝野寛、晶子夫妻らと共に開校。自由で独創的な学校として、現在もその精神を受け継いでいる。


長く愛される楽器たち

たくさんの楽器店が並ぶなか、ひときわ異彩を放っているこの店は1937年に「アコーディオン・ハーモニカ専門店」として創業。現在はアコーディオンやハーモニカ、左利き専用のギターとベースの販売や修理も行っている。楽譜や付属品も専門的な品揃えで、年配の男性から若い女性まで様々な人が訪れるそうだ。アコーディオンフロアでは、月に2回程度、プロの奏者を招いてのイベントも無料で行っているので、一度参加してみてはいかがだろうか。(川畑)

レフティ(左利き)ギター専門店は、世界でも珍しい。
ネット販売も盛んで、日本各地、海外からも注文が来るという。

何を聞いても、専門的な知識で丁寧に答えてくださるのに感動しました(淺間)

■谷口楽器
千代田区神田駿河台1-8タニグチビル3F・4F
tel.03-3291-2711
http://www.taniguchi-gakki.jp/
平日10:30〜19:00、日祝10:30〜18:30、定休なし


アナログを肌で感じる空間

 2009年6月、憧れの街である神保町近くにオープンした喫茶店「ジャズオリンパス!」。通りに面したガラス張りの大きな窓があり、明るく開放的な店内にはこの店の名前にもなっているJBL社製のスピーカー「オリンパス」が鎮座している。
カフェタイム、バータイムともカレーや肴、アルコール類も充実しているが忘れてはいけない、ここはジャズ喫茶なのだ。アナログレコードしかかけないという店長こだわりの味わい深い音を、自らの身体で感じて欲しい。(川畑)

写真左側に鎮座するのが、JBL社製スピーカー「オリンパス」。

すごく入りやすい雰囲気。ピアノフォルテさんが「静」だとすると、こちらは「動」という感じ(川畑)

■JAZZ OLYMPUS!
千代田区神田小川町3-24
tel.03-3259-0055
http://www7.plala.or.jp/JAZZ-OLYMPUS/
平日11:45〜17:00、19:00〜23:00
土曜13:00〜17:00、第1、3土・日祝休


空間を彩るクラシカルメロディ

 以前は新宿一丁目にお店を構えていたが、今年の2月に現在の場所へ移転。1979年創業時から「神田の街で営業をしたい」という想いがあったと、オーナーの中村さんは語る。店内は茶を基調とした落ち着いた雰囲気が漂い、約180万円もする厳選されたスピーカーが奏でる静かに激しい迫力のあるメロディは、クラシックのスケールの大きさを最大限に表現してくれる。2000枚以上あるCD・DVDからリクエストも可能だそう。萩原珈琲やチーズケーキ、ワインなどのこだわりの品と一緒に、クラシックを楽しむのは、至福の時である。(淺間)
丁寧にコーヒーを淹れる、
オーナーの中村哲也さん。


時間がゆっくり流れているようで、入った瞬間から引き込まれるようないい空間。癒しの場ですね(淺間)


■PIANO FORTE
千代田区猿楽町1-5-20 田端ビル1F
tel.03-6273-7987
http://www42.tok2.com/home/piano79/
平日11:00〜21:00、土曜12:00〜20:00、日休


アナログの深みに触れる

1930年に創業された伝統ある店内にはレコードを中心に、様々なジャンルのCDやDVDなどが10万枚以上、所狭しと並べられている。今ではあまり馴染みの無い方も多いレコードの良さとは一体なんなのか?……それは、奥行きがあり、優しくて柔らかみを感じる癒しの音にあるという。店内に流れるレコードの音色を聴いていると、デジタル化する現代に無いゆったりとした時が流れている感覚に陥ることもしばしば。収録された曲に合わせた絵が、レコードのディスク自体に描かれているものもあり、遊び心に溢れた可愛らしさも魅力の一つ。温故知新という言葉があるように、昔のよいものを学んでみては如何だろうか?(淺間)

昭和15年から店に出ているという、
レコード社・社長の井東冨士子さん。

レコードの量にびっくり!どのレコードも大切に扱われているのを感じました(川畑)

■レコード社
千代田区神田神保町2-26
tel.03-3262-2553
http://www.fuji-recordsha.co.jp/
11:00〜19:00、定休なし


散歩を終えて……

淺間 自分で足を運んでみて初めて、『自分の目で見ないと街のことはわからない』と思いました。
 どのお店に行っても、皆さん本当にその仕事を好きなのが伝わってくる。だから店主さんの色がはっきりと出ていて、どのお店も全然違うのが印象的でした。
 皆さん、昔からあるいいものをとても大切にされていますね。時代は変わるけれども、いいものは残っていったほうがいいな。アナログのものって、いいですね
川畑 普段この街にいても、知らないことが多いものですね。訪れたお店の方皆さんが、『この街が好きだ!』というのが伝わってきました。それはすごくいいことだと思う。
 この街の雰囲気はとても落ち着いていて、アナログ系。自分はとてもいい所にいるんだな、と感じました。だから、文化学院もこの街に合っているんですね!


川畑)全体的に和みました。 淺間)すごく楽しかった!




ページの先頭へ

戻る

ホーム ホーム