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KANDAルネッサンス 68号 (2004.01.25) P.160 印刷用
神田のいろどり22

ギョッ! との遭遇

坂野 豊

神田錦町1丁目 神田橋公園付近
 徒歩でないと、見えない景物が街中にはたくさん存在する。発見! などどいう大袈裟な言い回しは不要で、思わず「見つけてしまった」とか「めっけ」といった、微笑んでしまう喜びである。
 断面で見て、街を構成する地表を一つの境界線として、上を「空」、下を「大地」と考えるのは常識の世界だが、この認識を積極的に覆す、ユニークな造形のいくつかにお目にかかった。
 神田区域を少し広げたベスト3の例は、日本橋の「クジラ」、市谷合板坂の「カッパ」、そしてこの神田橋の「ギョッ」だ。コンクリートにタイルを貼りつけた魚だが、魚種が判別できないので、「ギョッ」と自由勝手に命名。クジラもギョッも下の部分は「水」になってしまった。顔だけをひょいと出すカッパも、下は小川などの「水」だろう。大地は実は水だよ、という発想が楽しい。
 かねてから思案を続けていた、地元に関するこれまでの情報の再整理と再編集。次代への橋渡しとしての、それら情報のデータ化による「千代田アーカイブ」構築。全国各地に一人は必ずいるという、郷土史家をもじって「郷土視化」計画などと呼称して、周囲の友人にプランを語ってきた。昨年7月、個人的なスタートとはなったが、ホームページを活用する、日刊『コラム九段』の発信を、意を決し始めた。その後、3ヶ月を経過した時点で、発信した写真を集め個展を催したところ、思いもよらぬ多数の応援団が駆けつけ、励まされ感激した。誌上を拝借、改めて御礼を申し添えたい。
坂野豊 グラフィックデザイナー
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