KANDAアーカイブ

神田学会
お知らせ 神田資料室 神田マップ 神田写真館 百年企業のれん三代記 神田の花咲かじいさん 出版物紹介 神田学会とは 神田学会資料請求 関連リンク Perspectives in English 神田アーカイブとは リンクについて 問い合わせ

神田資料室

KANDAルネッサンス 63号 (2002.10.25) P.160 印刷用
神田のいろどり17

若狭箸蔵まつかん

中西隆紀

箸が伝える「若狭の伝統と心」
 ガラス張りのフロアの中に、色とりどりの箸が並ぶ。
 日本の食卓に欠かせないものでありながら、普段それほど意識されることのない箸。しかしこのショールームにいると、その種類の多さ、デザインの豊富さに驚かされる。「若狭箸蔵まつかん」は、塗箸・木箸のメーカーである株式会社マツ勘のショールームだ。
 創業は大正11年。平成10年に、神田須田町にこのショールームをオープンした。
 訪れる人は様々で、若者も多い。小売りもしているので、記念品やプレゼントとして買っていく人もいるという。
 その中でも最近人気なのが福井県で四百年の歴史を持つ若狭塗の箸。漆の中に貝殻や卵の殻を閉じ込めてから研ぐことによって、独特の模様が出来上がる。また、漆を何度も何度も塗り重ねるのも特徴だ。現在日本の塗箸生産量の80%以上を若狭塗が占めている。時間と手間をかけて作られた箸は、きちんと手入れすれば何年ももつという。
 このショールームでは、持ちやすい箸を選んでもらうため袋に入れず展示している。実際手で触れることで、若狭の伝統や手作りのぬくもりを感じることができる。

千代田区神田須田町2-1
tel.03-3526-5171
http://www.matsukan.com
中西隆紀 フリーライター
1947年、大阪生まれ。多摩美術大学油画科卒。神田で『本の街』を創刊。『神田300年地図』発行。著書に「幻の東京赤煉瓦駅—新橋・東京・万世橋」(平凡社新書)。
ページの先頭へ

戻る

ホーム ホーム