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第1回都心学セミナー

「都心、じゃらんじゃらん」

NPO神田学会設立3周年記念イベントとして都心学セミナー「都心、じゃらん じゃらん」を開講しました(2005年9月から翌年3月までの全9講)。当法人の理事が講師として登場するほか、特別講師として、作家の森まゆみさんに一講座ご担当いただきました。
【開催期間】2004.9.28〜2005.3.9【場所】ハーモニーホール(千代田区内神田1-16-9 内神田サニービル2階)

【第1講】2004.9.28

『都心学ことはじめ—21世紀の博覧会会場、それが都心だ—』
講師:望月照彦(多摩大学教授・NPO神田学会理事長)


今、東京の都心に様々な変化、現象が現れている。都心空洞化と言われた時代から、都心は次なる時代の可能性の博覧会のような様相を示している。20世紀は長らく郊外化の時代が続いた。しかし21世紀は再び都心ルネッサンス、その変化は見逃せない。例えば、都心は新芸術のアトリエ、新産業とビジネスのインキュベータ、都市観光のメッカ、都市商業のエスプラナード。どんな博覧会よりも面白い。今、都心に注目。

【第2講】2004.10.26

『都心に生きる−あるメガロポリス・シンドローム考』
講師:伊東敏雄(建築都市設計研究所・NPO神田学会理事)


都心学の一つの分野としての、都市の新しい類型関係学を提唱。その提唱にいたるまでの道程をたどり、そこで、いろいろな都市に見られる、いろいろな現象を、ジャパン・シンドロームとして、分析し、その部分現象として、代官山、丸の内、秋葉原シンドローム等を取り上げます。これらのことから、一つの都市類型関係構造模型としての、シミュレーション・マトリックス(シミュラックス)を提唱。神田にこれを適用したら、どうなるでしょうか。

【第3講】2004.11.17

『都心は暮らしの舞台』
特別講師:森まゆみ(作家)


地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の発行をはじめ、執筆活動にも意欲的な森さん。
その行動力はきっと「都心」暮らしから生れているともいえるでしょう。
下町情緒溢れる谷中での都心生活のお話をおりまぜながら、まさに森さんの暮らしの舞台、「都心」についてお話いただきます。

【第4講】2004.11.27

『都心を遊歩する-東京最長のアーチガード下歴史散策−』
講師:中西隆紀(フリーライター)


明治・大正期に造られた東京初の立体交差煉瓦アーチには歴史が詰まっています。
旧万世橋駅跡からはじまり、神田、東京、有楽町、新橋と大東京を横断しています。
また、ガード下には倉庫、高級レストランから、焼き鳥屋、映画館まであらゆるお店が軒を並べ、アーチデザインの違いや隠れた歴史などをガード下研究家が紹介します。
知っているようで知らない東京の足元をめぐるレクチャー&ミニツアー。

【第5講】2004.12.9

『都心の記憶−都心歴史学ことはじめ−』
講師:清水祥彦(神田神社禰宜・NPO神田学会理事)


都心の歴史を振り返り、その連続性と非連続性を確認しながら、都心を支える基層文化を解明してみたい。
とくに都心におけるストック(歴史的集積)とフロー(都市活動)の融合を求めて、江戸・東京の中心にあって大いなる「空」の存在である江戸城・皇居の中空構造を再確認しながら、都心住民の生活・文化の一端としての祭礼記録(錦絵等)を通して、都心の記憶を語る。
明治維新と敗戦という二つの大きな文化的な断絶を経て、日本人が見失ってしまった文化の諸相を都心の立場から検証します。

【第6講】2005.1.18

『都心空間がおもしろい』
講師:久保金司((株)久保工会長・NPO神田学会副理事長)


20世紀の東京は平面的に開発され拡大されてきた、21世紀の東京は空間を立体的に使おうという構想で都市再生がテーマになって開発が盛んに進められている。都市間競争から地域間競争になり都心各所でニョキニョキと高層ビルや高層マンションが建てられている。新しい建物は快適な設備と遠景の魅力を売り物に完売されていると聞く。
高層ビルやマンションの建設ラッシュがはじまり都心の街は増幅を続けている。
人々も新しい都心の魅力に憧れて、慌ただしいが、便利で他人に干渉されない都心の新しい暮しをエンジョイしている。
江戸から受け継いできた他人を尊重する人間的共同生活の歴史も塗り替えられている。
江戸の長屋が平面ならば、21世紀のマンションは縦型の長屋で面白い。
人々の暮しとコミュニティのあり方、安心と安全な生活・地域の歴史文化の伝承など、
職住近接の複合都市で暮す新しい生活文化の魅力について学びたい。

【第7講】2005.2.8

『人と人の間の都心学−「気」のある空間』
講師:竹田令二(毎日新聞社・NPO神田学会理事)


都会は、特にその中心部にはさまざまな価値が集積する。積み重なった価値がまた価値を増殖させる。かくして人々を呼び集める。 都心へと運ばれるラッシュアワーの電車の中で気になるのが化粧と座り込み。他人の視線が気にならないのか、と。
 どうも人と人の空間が変化している。距離感が喪失している。視線が空に浮いている。他人が見えなくなっているように感じる。「親のしつけがなっていないから」で済めばいいが、もっと根本的な変化が起きている気がしてならない。
 江戸=東京は密集都市であった。分子の動きで考えれば、密度が高ければ分子同士の衝突の可能性が高まる。集積の価値のある都心は衝突の確率が高いはずだがそうはならなかった。人と人の距離を保つ知恵があった。またその知恵が単なる区画の町を、人がくつろげる街へと作ってきたのではないだろうか?
 くつろげる街がまた人を呼び、街の価値を積み上げてゆくのだ。

【第8講】2005.2.22

『都心は創造する』
講師:大國道夫(三菱地所(株)・NPO神田学会理事)


丸の内の再開発事例を中心に東京の様々な事例を紹介し、今後10年で東京がいかに
変貌するかを展望する。またニューヨーク、シカゴ、香港、パリなどの海外の諸都市と比較したポイントについても紹介する。
今、東京は都市再生の流れの中で官民の協力、協調によってインフラ整備、プロジェクト整備が進んでいるが、今後全体としてどのような東京を形づくり、それがこれからの日本にどのような影響を与えるのかについて考察をする。またその結果できるであろう東京が果たして世界的視野で見たときに魅力あるものになっているかどうかを問いかける。
実際の丸の内再開発の現場からの報告といった色彩を持ったものとしたい。

【第9講】2005.3.9

『都心学の可能性—めくるめく1世紀都心博覧会の総括—』
講師:望月照彦(多摩大学教授・NPO神田学会理事長)


8回に亘って繰り広げられてきた都心じゃらん・じゃらん(ぶらぶら歩き)の総括を行う。その面白さの根源、その可能性の広がり、そして世界中の都心の魅力を比べ、都心魅力比較学への試みも展開する。その向かうところは、人間にとっての都市文明、そして生活文化の共生とサステナビリティである。21世紀の人間都市モデルを発見する大いなる旅の締めくくりとなる講演である。

第1講の様子第3講 森まゆみさん
第4講赤レンガウォーキング
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