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神田資料室

KANDAルネッサンス 57号 (2001.04.25) P.1〜3 印刷用

特集 今、神田がおもしろい! その1
進化する神田祭

附け祭りを知ることから21世紀の祭りが見えてくる。

 さぁ、お待ちかね。今世紀初めての神田祭が迫ってきました。
今年はどのような祭りになるのか期待はふくらむばかり。
さらに二年後に控えた江戸開府四百年を前に、いつもとは違った雰囲気を感じませんか?
もう一度江戸文化を見なおし、21世紀の江戸っ子像を創造してみませんか?
かつて江戸中を賑わせた神田祭が、今あらたな産声を上げるチャンスの到来か。
そう、今を生きる「新江戸人=“edo”人」よ、神田祭に集まるべし!

その昔 附け祭りは時代を透写した

大鯰に見る世直し論
 神田祭のもう一つの楽しみは「附け祭り」。1頁に紹介した鯛の曵き物をはじめ、江戸の庶民はその時代の流行り物や、まだ見ぬ生き物を想像し祭りに登場させていた。また物語の桃太郎や金太郎の一場面を再現させることもあった。附け祭りの番付が出るほどの人気振りで、このように時代を写す「附け祭り」には、江戸庶民のユーモアがあふれていた。
 中でも、江戸の町を震えさせた大地震をきっかけに、大鯰が地震を引き起こしたという俗信から、祭りに大鯰を登場させ、庶民の災害に対する意識を高めさせた。神田祭の附け祭りに登場した大鯰の頭には「要石(かなめいし)」が乗っているのは、もうこれ以上大鯰が暴れないようにと頭を押さえつけるため。
 もう一方で大鯰は「怪物にして神であり、破壊者にして守護神」という両義的性格を持つとされ、世直し観念に結び付けることもあった。
いつの世にも必ず求められる世直し論が、実は祭りに登場していたとは、なんとも粋なことである。



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