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神田資料室

KANDAルネッサンス 56号 (2001.01.25) P.4〜5 印刷用

特集 よみがえれ!天下祭

大江山の鬼の首の巨大なこと目をみはるばかり

 大江山の酒呑童子は室町時代の大盗賊。夜毎、鬼となって婦女を襲い物を奪う。それを退治したのが源頼光と四天王。ピカレスク(悪漢小説)は庶民のもっとも好むダイナミズムに満ちている。そして、その悪の残骸は大きければ大きい程、祭は盛り上がっていく。
 それにしてもこの鬼の首はデカイ。そしてそれに続くマサカリの大きさも大変なものだ。こうした怪異な出し物に人々は狂喜した。遠い「川向こう」からも次々に人が押し寄せる。「大江山の首を見たかい」。神田、山王ばかりではなく、江戸中の人が夢中になった。そしてまさに「鬼の首を取った」ように語り合う。
 神輿渡御は神事の延長だから、厳粛に行われた。しかしこうした歌舞音曲や練り物は人々の最大の注目の的だった。厳粛と狂乱。その二つがあってこそ祭である。

我が町会は「武蔵野」だが、祭だけは捨てねぇ

火災で山車を失った町会も武蔵野の山車を出して再起を誓う。
「武蔵野」の山車は月にススキ。生花を使うことはなかった。

風を呼ぶ男 川越の山車に神田の名人の技が光る

 明治三四年秋、維新以来初めての大祭が川越でも挙行された。この時に出された鍛冶町の小鍛冶は原舟月の作。人形作りの名人として著明で、神田多町の鍾馗もこの人の作。「出ずれば風を起こす」と言われた(「風俗画報」より。)
 このように地方でも江戸型山車での祭礼が普及してゆく。
*資料提供・協力/田畑秀二・山瀬一男・清水祥彦・東京都立中央図書館


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