KANDAアーカイブ

神田学会
お知らせ 神田資料室 神田マップ 神田写真館 百年企業のれん三代記 神田の花咲かじいさん 出版物紹介 神田学会とは 神田学会資料請求 関連リンク Perspectives in English 神田アーカイブとは リンクについて 問い合わせ

神田資料室

KANDAルネッサンス 55号 (2000.10.25) P.6〜7 印刷用

特集 そろって現役!家族三代
神田っ子商人ここにあり!

がんこおやじは古本屋につきもの!
日本書房

創業昭和24年 西神田2-8-12

 神田神保町は言わずとしれた本の町。神保町交差点から白山通りを北へ少し歩くと見えてくるのが日本書房。国語・国文学専門の古書店で、フィリピンやビルマ、ベトナムでの戦火をくぐりぬけて戻ってきた初代松男さんが昭和24年に開業した。
 様々な大学の名誉教授が卒業論文から定年までもお世話になっているくらい、ここには貴重な本が山ほどある。本と同じくらい貴重な生き字引の初代は店の顔、二代目忠男さんは仕入れなど全般。三代目輝彦さん、幸男さんが仕入れ、販売、学校や図書館まわりをしている。
「最近では、子供に日本語の基礎や文法を教える前にローマ字や英語教育をしているが、日本人なのに日本語の基礎を覚える前に英語を覚えても仕方が無い。
 日本語、国文学や歴史が軽視され、人への意思を伝える能力や聞く能力を教えてもらえないから、子供達は学校が面白く感じられないのではないか。国語は“日本の心”なのに」と熱く語る松男さん。
 日本がどう変わろうとも、千差万別の本の中から良質の国文学の本を提供することが出来る古書店だから「日本書房」と名づけたそうだ。
 また、今までの商売のやり方と三代目たちのやり方は少し違い、仕入れる本を良く読み自分で調べたり、インターネットを使い海外からのお客様を獲得している。忠男さんは特に継いで欲しいと言っていないのに、輝彦さんも幸男さんも自然と後を継いだそうだ。
「私は古いから若い子に教育されているよ」と笑う松男さんだが、松男さんには若い人たちには無い豊富な知識と様々な経験がある。
 昔ながらの商売に加え、若い力の発展的な商売方法やネットにより海外へと国語国文学を広めている。


ページの先頭へ

戻る

ホーム ホーム