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KANDAルネッサンス 52号 (2000.01.25) P.4 印刷用

新春特集 神田の未来を創る7人たち

ソフトウエア開発業 株式会社トク(神田須田町1-5)

代表取締役 大城 徳夫さん(37歳)
設立 1993年9月 資本金1000万円

かゆい所に手が届く存在
 今でこそベンチャー企業として起業することに対し社会の柔軟性が増したとはいえ、まだコンピュータが十分に普及していなかった10年ほど前に、夢を実現するために新しい世界に飛び込んだ起業家がいる。
「大卒優先の根強い社会構造に疑問を感じ、23歳のころから会社を興そうと思っていました。それまで勤めていたソフト会社での経験を生かし、友人と一緒に会社を始めたのが26歳。ベンチャーブームが訪れる前だったので、いくら実績があっても理解されにくい環境でした。」と、大城徳夫社長。まさに、ベンチャー企業の草分け的存在だ。その後。93年に中小企業向けの業務系ソフトウェアの開発を主体にした会社として独立した。電気街に程近い、神田須田町に事務所を構えて4年目なる。
「独立してからの5年間は、確かに苦労が多かったですね。いつも現状に疑問を持ち続け、当社のオリジナリティを求め続けることを最大の目標に掲げてきました。ここにきてようやく、自分のヴィジョンが見えてきたと感じています」。
 近年競合会社が増え、他社との差別化を押し出すべきだと考えた大城社長が出した答えは、「中小企業をバックアップできる存在である」こと。歯車の一部として終りたくない。
それならば、手の届かない隙間(ニッチ市場)こそ、自分らしさが生かせると判断したのだ。
21世紀は、店頭公開はもちろん、中小企業向けの電子商取引き関連やインターネット事業に取り組んでいくという。
歴史の神田に育つ最先端の技術
「ここは秋葉原に近く、最新のものがすぐに調達できる。思っていた通りです。神田はとても歴史が古い町ですが、もう一つの魅力がまさしくこれなんです。古いものを大切にする町でありながら、最先端技術が共存する町。仕事柄、いつも先へと追い求めいぇしまいがちですが、古いものに振り返ることで、新しい発想が生まれてくるものです。中小企業向けの業務体制にしているのも、当社ならではの歴史を築き上げたいという考えからです。
 これからは、中小企業が報える社会構造になるべきでしょう。渾沌としている現在の社会情勢の中、活性化のために崩れることが必要な時もあります。」と大城社長。
「琉球王国は滅びてしまいましたが、琉球魂は小さいながらも生きています」。沖縄出身の大城社長の底力を感じる。
http://www.tokunet.co.jp/ 


大城徳夫 株式会社トク 代表取締役
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