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KANDAルネッサンス 52号 (2000.01.25) P.2〜3 印刷用

新春特集 神田の未来を創る7人たち


教育業 株式会社シー・イー・エス(猿楽町1-2-2) 

代表取締役 板庇 明(いたびさしあける)さん(31歳)
設立1995年9月 資本金4,500万円

生まれながらの起業家
「学歴社会、終身雇用はもう終わりの時代。一流大学卒業後、大手一流企業への就職、そして出世という今までの神話を壊したい」と話す板庇明社長。一昨年に職場を神田へ移し、起業家教育事業を更に拡大させようと意欲満々だ。
「どこ(の学校、大学)へ入ろうか、という選択ではなく自ら目的意識を持たせることにより、進むべき道を自ら作り上げていくことが大切。そのためには、子供の頃から起業家教育を始めるべき」と唱える。板庇社長自身、同じようなことを小学校の頃から体験してきただけに、言葉に力が入る。
「実家が不動産業を営んでおり、父からみっちり商人教育を受けました。小学四年生で日経新聞を読み始め、会社四季報を自ら購入し、中学一年生で株の売買を始めました。分からないことなどは自分で確かめなさいという父の教えで、学校の公衆電話から証券会社に電話して株式投資をしていました。さらに中学二年生の時に、当時日本では知られていなかった烏龍茶を香港で見つけ輸入したところ、大盛況だったんです。この時、自ら体験することで得る喜びの大きさを実感しました」。
 家庭環境から自然と学んだ起業家精神と、学生の頃より教育システムのあり方を考えてきた板庇社長の情熱が、95年に子供向けビジネス教育を行う会社を誕生させました。
「お父さんみたいになりたい」という教育
 起業家教育が盛んな英国スコットランドの大学で開発された教育プログラムを導入し、幼児向けの教室を都内に3校開いている。1〜7才の子供がメインで生徒数は合わせて四百名を超えている。また、新しい試みとして小学生対象のビジネス教室「キッズ・マート」を開催。小学生自ら仕入れ、販売、利益計算をおこなわせ、経済活動を体験学習させるのだ。
「教材を扱う仕事柄、神田とのお付き合いが深いです。昨年住まいも神田に移しましたが、交通の便が抜群ですし、生活の匂いがしますね」。自転車があれば、だいたいの欲求が5分で満たされると、都心居住の醍醐味を味わっているようだ。
 さて、職住を神田に求めた板庇社長の今後の目標は「ビジネス教育が当たり前のように全国の小中学校に普及していることです。そして産官学の協力でこのような教育システムが普及されることが望ましいです」。
 そして最後に「これから雇用がなくなる時代だからこそ父親に尊敬の念を持たせることが大切です。“お父さんみたいになりたい”という気持ちが自らの進む道を切り開く原動力になるのです」。


板庇 明 株式会社シー・イー・エス 代表取締役
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