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神田資料室

KANDAルネッサンス 39号 (1996.10.20) P.4〜5 印刷用

特集 お茶の水 音楽のまち

楽器店街MAP

Guiter Workshopアンダンテ
木の温もりに包まれたスペインギターの専門店

 明大通りから奥に入っているものの、静かな路地に溶けこんだお店。今年の6月にリニューアルしたばかりで椋軒の木のフローリングが放つ香りが、心を和ませます。ここではスリッパに履き変え、まるでどこかのお宅訪問といった気分にもなります。また、ミニコンサートが開ける貸しスペースがあり、月一回、独自のコンサートを開いています。
「いいものだけを見せたい!」というこだわり派の店長、川平満さんが聞耳を立て、目を凝らして選んだスペインギターが22本が、一本ずつ木枠のガラスケースに入って並んでいます。まるでギターの博物館の装いです。中には400万円もするものもありますが、頼めば気軽にケースから取り出して触ることができます。
 ギターの原形のリュートとバッハが好きだという川平さんは、指で弦を弾いた瞬間に決まるギターの音色の深みにとりつかれ、まずは松戸でショップを始め、お茶の水に来たのは2年前のこと。文化的な町でとても気に入っているという川平さんは、スペインギターの歴史にとても詳しく、ヴァイオリンでいうとストラディバリにあたるトーレス(生涯300本を制作したスペイン人)のギターに本来の音色があるといういいます。
「1本でポピュラーからクラッシックまで楽しめるスペインギターの可能性はまさに未知数。その素晴らしさを広めていきたい」と川平さんのギターにかける情熱もまた無限のようです。
神田小川町3-16 岩崎第2ビル2階 
谷口楽器
アコーディオンがつなぐ先代の夢

 創業は昭和16年。お茶の水界隈でも老舗に入るこのお店の特徴は、日本で唯一の『アコーディオン専門店』ということ。現在は売り場は2階にあるものの、昭和30年代は写真のようにアコーディオン一色の店内で、当時は周囲に楽器店が少ないせいもあり大変目立ったそうです、何かと手間がかかり、売り場スペースをかなり取ってしまうことなどから、今ではアコーディオンを扱うお店が減った中、こちらがアコーディオンのこだわるのには理由があります。それは、昭和37年から発行されている『アコーディオン・ジャーナル』がそれ。先代が「アコーディオン音楽の普及とアコを愛する方々に様々な情報を提供したい」という夢が30年以上もの月日を経て、現在は季刊誌として受け継がれています。最近はCMでも頻繁に耳にするようなったアコーディオン。若い女性の間で静かなブームになっています。世代を越えてもアコーディオンの音色は焦る(ママ)ことなく、鳴り響いています。
神田駿河台1-8
下倉楽器店
創業昭和17年、管楽器で半世紀。

 初代、下倉益太郎さんがはじめた道具屋が発展した管楽器の専門店。手頃に楽器が買えるようになった現在、人気上昇中の楽器はサックス。場所柄オフィスが多いため、社会人向けの音楽教室(トランペット・フルート・サックス)が充実しているこちらのお店でもやはり女性の生徒さんが多いとのこと。
「お茶の水の雑音の中で音を出して、“これ、どう?”って気軽に触れるところがこの界隈の色」という2代目敏男さんの今後の希望は、区内の文化施設の充実。地域・企業ぐるみで音楽文化の向上を進めていくことが、若手の育成にもつながるという。
「なんてったって、自分で音を作り出すなんて最高の魅力でしょう」と管楽器の魅力を語る敏男さん。楽器店の老舗の貫禄がうかがえます。
神田神保町1-9 
カワセ楽器
この地で40余年。プロも愛するアコースティックギター専門店

 ギター好きだった初代初代川瀬喜一郎さんが昭和29年小川町で始めたギターショップ。取り扱っている楽器は今も昔も変わることなくアコースティックギターのみ。古くからのお客も多く、中でも昭和33年に誕生したオリジナルブランド“マスター”は、プロも愛用するロングランのギター。故坂本九さんもそのうちの一人だったとのこと。
 時を越えても変わらないギターの音色と心の温もりを、二代目広明さんが守り続けています。
神田小川町2-4

 
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