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神田資料室

KANDAルネッサンス 36号 (1996.01.20) P.1〜2 印刷用

特集 さくら通りとその界隈

 神田神保町のすずらん通りを九段方面へぬけると次にくる通りの花は「さくら」。戦前はこの通りの名も「すずらん」だったといわれてます。戦後の再出発を機に名前を改にしたさくら通りには、バケツリレーで、通りを戦火から防いだというエピソードが残っています。改めて街、そして人が共に生きていることを感じながら、さくら通りを歩いてみることにします。まずは、さくら通り実業会の北井会長を訪ねてみました。
若手リーダーの「マイペースで街づくり」
 九段よりの神保町3丁目の通りから徐々にお店が減り始め、そしてこちらの通りのちょうど中央にあった東洋キネマの解体後にバブル崩壊。それが周辺の商店退却に大きな拍車をかけたんですね。しもた屋や空き地が増えそこにビルが建ち始めました。現在この通りには39店舗ありますが、昭和初期の頃の79店舗からみると半減しています。そのような意味でも、東洋キネマ跡地は街の活性化のためにも有効的な利用を望んでいます。人通りが増えることが街づくりの第一歩ですからね。
 そのためにもまず自分達で自分の街を知らなくてはと思い、昨年実業会で婦人部を結成しました。店の中ばかりの生活が多いので、今回の結成を機にできるだけ通り外に出てコミュニケーションを深めていきたいと考えています。また経験の浅い私が会長を務められるのも、通りの方々の暖かい協力のおかげです。これからは、その恩恵を生かして、諸後輩にバトンタッチしていけるような組織作りを目指しています。
どこよりも強い街を愛するネットワーク
 去年初めてブックフェスティバルに我が通りの一部も参加しました。本屋街だけでなく周辺の飲食店などへ人の流れを広げようというのが目的で、今後もこのような活動は積極的に参加していこうと考えています。
 現状としては、とにかく焦らず、突っ走らずけれど前向きに通りの活性事業を進めていきます。何しろこの通り周辺の人達には街を愛する心が強いですし、また以前住んでいた方々との連絡も密にしています。私が会長を務めている「一神睦の会」がそうなのですが、お祭りや祝い事がある時は必ず連絡を取りあっています。とても集まりが良く、住んでる所が遠くなってもここを愛する気持ちは変わらない、むしろより強くなっているくらいです。うれしいですね。また通りとしては、お互いの立場を尊重し、打ち解けた雰囲気作りを目指してます。このことによって新しく入ってくる仲間への受け口が広くなり、お互い溶け込み易くなると考えています。
 偶然にもお子様の名前が「さくら」ちゃんだという北井会長。街づくりに対するひたむきな姿勢がうかがえます。毎年恒例の夏の納涼大会は今年で13回目。周辺大手企業の参加も多く、地域の結束力の強さを感じます。


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