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神田資料室

KANDAルネッサンス 14号 (1990.07.10) P.4〜5 印刷用

特集 街の魅力の発掘と未来・V

神田駿河台学生街その1 明治大学

明大OBインタビュー

 歴史ある明治、マンモス校である明治。となると、当然これまでの明大のOBは、ものすごい数になる事でしょう。(統計によると何と延べ30万人とか!)それでは駿河台周辺で現在お勤めだという明大OBは?………と調べてみたら、これまた大勢でした。
 そこで今回は20代、30代、40代、50代とそれぞれの年代別に一人ずつ選出させて頂き、いろいろな質問を投げかけてみました。下にその質問10項目を載せましたので、各年代の方のお答えを対比させてご覧になって下さい。
 なかなか楽しいと思います。今回四人の方にインタビューして気付いたのは、皆さん校歌を歌えるという事。明大生にとっては、ごく当り前の事のようです。感心すると同時に、“明大生の誇り”を持っておられるんだなぁと知り、うらやましくもなりました。
 明大の良さをまた発見できたインタビューでした。

<質問項目>
1、今のお勤め先
2、学部・学科
3、明大生を一言で表現すると?
4、当時よく行っていたお店
5、当時の印象的なニュース
6、大学時代の一番高価な買い物は? または一番欲しかったものは?
7、校歌は歌えますか?
8、学生時代の思い出
9、今の学生へ一言
10、これから駿河台は、どんな街になってもらいたいか。

20代
 
中澤暢美(のぶみ)さん 昭和62年卒 26才
1、株式会社ジェーシービー 業務推進部
2、農学部 農業経済学科
3、「勇気が有ある」
4、喫茶店『アミ』 中華店『伊峡』 天ぷら『いもや』——週に2日は行ってました。 
   居酒屋『よのすけ』
5、山岳部のOBである植村さんが遭難してしまったこと。
6、欲しいものも特になかったし、高価な買い物もしなっかたですね。
7、当然、歌えます。
8、大学4年の3月まで続けた山岳部のことです。ついこの間も、後輩と富士山へ行ってきましたよ。
9、大学は個性の強い人の塊で様々な学生がいます。人間の幅が広がる絶好の場だと思いますので、そこを活かして下さい。
10、駿河台はこのままでいてほしい。特に神保町にある本屋や喫茶店は変らないでいてほしいですね。思い
   出が多いですから。
30代
舟木剛一さん 昭和51年卒 37才
1、大正海上火災保険株式会社 金融開発部 営業課
2、政治経済学部・経済学科
3、「豪快!」
4、喫茶店『モーツアルト』
  『レモン』——ガロの“学生街の喫茶店”の舞台というウワサを聞いてよく行ったものでした。
5、江川卓さんが巨人に入団したこと。
6、車が欲しかった。でも中古でも買えなかった。当時でも車で通学する学生がいてとてもうらやましかったですよ。
7、二番までなら歌えます。明大節も歌えます。
8、アルバイトで50万貯めて、フランスへ10日間旅行しました。ルーブル美術館へどうしても行きたかったんです。
9、自由な校風を受け継いでほしい。そのまま、のびのびと明大生らしく生きていってほしいです。
10、駿河台明治大学があるから変わらないのだと思います。今のまま、大学が残って欲しいですね。
40代
沼尻 卓さん 昭和46年卒 41才
1、株式会社三省堂書店 外商統括部
2、文学部・英米文学科
3、「お金がない」
4、喫茶店『マロニエ』——雰囲気がまるで外国のようです。『田園』『丘』など
   居酒屋『神田っ子』(現『よのすけ』)
5、三島由紀夫の割腹自殺。日暮里駅のホームで人の新聞を見て知った。
6、買い物ではないが、18才の時、自分の部屋がもてたのが嬉しかった。
7、もちろん歌えます。歌えないのは明治の学生ではない!
8、英語部に入ってスピーチコンテストを運営したこと。関西の大学の人と交流を深めました。また大学三年のころ、学園紛争が起こったことは、強く心に残っています。
9、何か一つやり遂げて「明治にいたから、これができたんだ」と感じてほしい。勝利を手にして校歌をみんなで歌う喜びを味わって欲しい。
10、神田はビジネスマンと学生の混合した街になってきていますが、うまく調和した街として、また情報の発信地として発展していってほしいですね。
50代
纐纈(こうけつ)公夫さん 昭和37年卒 51才
1、有限会社大屋書房 専務取締役
2、経営学部・経営学科
3、「蛮カラ」
4、喫茶店『ジロー』『さぼうる』『アミ』『茜壺』
   麻雀荘『千代田荘』『神保荘』『神田荘』
   飲食店『徳満殿』
5、岸内閣が刑職法改正案を国会に提出しようとしたこと。クラス会議でデモに参加して市ヶ谷から新宿まで、どしゃ降りの中を歩き反対を訴えました。結局この法案はとり下げとなりました。
6、“アサヒペンタックスSRII”というカメラが一番高価な買い物でした。
7、歌えます。
8、社会学研究部に入って、伊豆や岡山、岩手などへ行き、農村の実態調査をしたことです。
9、大学生活の四年間では是非自分の興味のある運動部、文化部、同好会、叉は研究機関に参加(所属)して友達の輪を広げ、自分を磨き、若い貴重なエネルギーを燃焼させて下さい。人生の中で一番頭脳も含
めて身体が覚える大事な期間であり、将来にもその体験が非常に役に立つものです。
10、お茶の水駅から駿河台下までの地下空間の活用(駐車場を二層三層)と(遊)歩道の整理をして尚一層
   憩いのある街に!


 最近の偏差値基準の受験地獄の中で、学生達のカラー、ひいては大学のカラーまで一辺倒になってきています。そんな中で、神田駿河台に根ざした明治大学は、まだまだ学生気質が残っていました。
「うちの学生も一年経つと、応援歌は歌えるし、明大気質がしみこんできますよ、これが私の自慢でもあるんですよ」(広報部 小野塚さん) 次号もまた、学生街特集をお送りする予定です。


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