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KANDAルネッサンス 13号 (1990.04.10) P.16 印刷用
彫刻が街にやってきた13

「こんにちワ」

相武常雄

「こんにちワ」というこの作品は、人物をモチーフにして鍛金技法(銅板打ち出し)を用いて人間が挨拶している様子を半抽象化し、緑青仕上のうえに金銀彩色した作品である。
 人が出合い、挨拶が行なわれ、やがて大きく発展してゆく、そんなイメージと、災のイメージもだぶらせ、人の燃ゆる意気込みをもその形態の内にとじ込め、出合いと成長を表現した。
 又、このご時世、挨拶が少なくなり、隣りの人は何する人ぞという冷たい時に、人間のやさしさをとりもどし、いま一度「こんいちワ」と互いにことばをかけ合い、人間らしいつき合いを大切にしてゆきたい、そんな気持を子供のコケティッシュなしぐさで表現してみた。
 この度、久保様のご考慮により、この作品が、人間味ある神田の街の平山ビル玄関に設置されたことは幸いである。とくに小生が「こんいちワ」の作品で一番観ていただきたい後ろ姿が、磨きステンレスの効果により、いろいろな角度かでみられるという場所に設置されたことをありがたく思っている。
 お客様に対して、気持良くご挨拶したい、そんなふん囲気がビルにかもし出されればと思う。

エントランスホールに入るといかにも「こんにちワ」とあいさつされている気持になる。
(千代田区内神田1-15-2 平山ビル1階)



相武常雄 東京芸術大学教授
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