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KANDAルネッサンス 3号 (1987.10.01) P.3〜4 印刷用

特集 神田川プレイゾーン

神田川で遊ぼう!
第1回神田川クイントアストロン大会'87 
—水面から川を見直す五種競技— 井の頭公園〜柳橋河口


神田川クイントアストロン体験記
 川を遊びの舞台にしませんか——という新聞の記事を見て参加した「神田川クイントアストロン」。これは都内の中小河川の中で、最も長い神田川をジョギング、ボート、自転車などで走破しようというもので、8月23日に私達は、KANDAルネッサンスのスタッフを初め、YMCA、早稲田大学のルポルタージュ研究会、日本テレビ、新建築家技術者集団などの5チーム・20人が参加して、開催されました。
 午前8時10分、小雨の降る神田川の源点、井の頭公園をスタート。第一競技は川底のゴミを拾いながら、環状8号線(高井戸)まで約4キロメートルの水中ジョギング。そして、中継点で選手交代の後、一人乗りボートで環状7号線(方南町)まで約6キロメートルの〃航路〃—の予定でしたが、途中、コンクリートの川底で傷つきパンク。かろうじて残ったボートに破れたボートを積み込み、手と手をつないで次の中継点へ。
 第三競技は、自転車で川底を約6キロメートル走破するものでしたが、前夜からの雨により、水深が1メートルも増えた為、途中からは手押し自転車での中継点入り。
 そして、第四競技。この辺りになると、水かさは益々増え、水流の激しい中、八王子ワンダリングカヌークラブの伴走もあり、さながら、渓流下りの趣きもありました。ところが、5チーム中、3チームのボートが浸水。日本テレビチームの艦底は、川に流され、一台数千万のカメラも〃行水〃するなどトラブル続出。その上、降水による水の汚れもひどく、ボートの損傷などもあった為、五種目めの網を入れて魚を取る競技は中止となりました。
 結局、江戸川橋の中継点からは各ボートを数珠つなぎにして、川沿いを通る人達や、近くを走る電車の乗客の物珍しそうなまなざしの中、柳橋まで曳航(えいこう)されて、午後4時すぎに全身ずぶぬれでゴールイン。
 そして、レース終了後、台東区柳橋1丁目にあるベルモンテホテルの御厚意により、表彰式が行なわれ、参加者達が、それぞれ所感を語り合うなごやかなムードの中、閉会しました。その中で、大会を企画した東京・板橋区のフリーカメラマン、丸山雄三さん(54才)は「参加者には一番望ましくない神田川と接してもらったが、長い流れの途中では水質も美観も優れている所がいくつもある。今後とも可能な範囲で、川を見直す競技会を企画していきたい」と語っていました。私達スタッフ一同も、共感するところの多い貴重な体験を得られ、あらためて川に関心を持つことができた有意義な一日でした。

KANDAルネッサンス出版部 高橋 弘


高橋 弘 KANDAルネッサンス出版部
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